Zug伊豆急100系DCC化再検討 [1/80 ゲージ]

木こり邸でのオフ会で本番走行となったZug伊豆急100系DCC編成ならびにクモハ104単行DCCだったのですが、速度を上げて行くに連れて振動が大きくなり脱線という残念な結果となりました。保険的意味合いで持参したTomix 113系は、PowerPackminiも設定し快調に走行しサウンドも披露出来ました。既製品まんまのTomixの走行性はすこぶる快調であって何も心配ありませんでしたが、残念な結果となってしまった伊豆急100系は愛着があって今後の3両編成も考えると何か対策しないとこのまま諦める訳にも行きません。今回初参加されたYPさんからブラスモデルの構造や伊豆急を診て頂き問題の症状と対策を教わって来ました。
ln.jpg
LN-15コアレスモーターとMPギヤの組み付け。YPさんの持参されたブラスモデルの組み付けと比較するとシャフト(ユニバーサルジョイント)の向きがまず反対。しかし EN-22とLN-15のモーターシャフトの寸法(太さ)と指定品MPギヤのシャフト寸法(太さ)自体が逆になっておりキット性質上組んで行くとブラスモデル品とZug品で両軸のシャフト取り付けが反対になりこれが歪みに繋がっているようにも見えます。また台車交換したものの、やはり車体の軽さを改善しないとこれでは無理という事でエンドウのMPウエイトなるパーツも教わりました。確かに東武500系には2個床下に付いています。最終的には全車両に2個づつ装着する予定です。

※MT54様にエンドウ ユニバーサルジョイントの位相違いの製品についてご指摘を受けました!私が購入した製品は位相が90°ずれている製品です。ユニバーサルジョイントは左右対称でなければ動力を均等に伝えられません。後日正しい製品を探して取り付けてみます。品番6505路面電車等ではシャフトは短いのだろうか?品番6501の画像を見る限りどこの店も90°ずれている?
http://dda40x.blog.jp/archives/52075623.html←正しい製品と記事はこちらをご覧ください。
ブログ名:『Giants of the west』

mp.jpg
EN-22用ですが、パワートラック採用なので問題ありません。
mp6.jpg
結構な重さがありこれは効果がありそうですが、シャフトの回転時における大きな振動はどうしようもなく次回3両制作分は発売されたばかりの天賞堂コアレスパワートラックに変更しようと思っております。品番05002使用。
pw.jpg
これを復活クモハ103両運車に2台とクモハ113低運車に搭載して、通電カプラーは廃止しTNカプラーで既存のT車と編成を組めるものにする計画です。PowerPackminiの有効性が分かったのでそれぞれ搭載します。
pw2.jpg
3両編成が上手く行った暁にはモハ147も換装するつもりです。よって私の現時点での見解はエンドウMPギヤとLN-15をキットに組み込む場合はセッティングの微調整がかなり大変じゃないかと思います!
dcc@1.jpg
一方でパワートラックをDCC化する際は線路からの集電シューAとモーター接点Bを分離しなければなりませんが、集電シューの接点にポリイミドテープを貼り付けるとか絶縁する方法を考えなくてはなりません。その上で配線AとB(両側)に関しては台車の動きになるべく負荷がかからないように工夫する必要がありそうです。この事からも急曲線に対応するのは難しそう。MPギヤを使うにしてもパワートラックを使うにしてもDCC化には課題が付き纏いそうですね(汗)
dcc2.jpg
Zug台車取り付けは問題なく行けそうなので床下パーツのくり抜きは必要ですが、アナログ動力化なら簡単で良いかもしれません。3台テストしましたが、(※これは古いパワートラックで新しいのは改善されている)走りの質という点においてはスローは得意ではなくて価格相応?という感じです。(DCCにはPowerPack必須という気もします!?)
pc1.jpg
さてCV値の調整についてはいい線行っていたと思います。YPさんからPowerPackminiのセッティングも教わりましたが、CV値のセッティングを終えていたので間違いは無かったです。
pc2.jpg
AUX7で確認とセッティングが出来るのですね。
pc3.jpg
線路から離しても3秒以上継続動作しております。加速減速のセッティングも悪くはなくてシャフトの振動さえなければ運転出来たと思うとプラモデルキットの調整の難しさを感じました。でも一筋縄で行かないものを調整して行く事はマニアックな分何故かより愛着が湧いてしまうんですよね。

追記
エンドウ床下パーツでググるとキハ用の数種類のLN-15対応MPギヤ搭載用パーツを見つけました。
mp8.jpg
ただしキハ58系やキハ40系(21.300mm)などは伊豆急100系モハ(19.500mm)よりおそらく長くて収める事が出来ません。これの20m級電車用があれば(417系、721系用とか)モハ147はMPギヤのアナログ仕様に作り直して走行調整してみたい気もします。
zug91.jpg
その後キハ30系の床板のツメを取れば収まる事を知ってモハ147は実験的にエンドウ純正で床板部分を作り直す事にいたしました。
zug92.jpg
プラ棒1.0×1.5mmをかますとピッタリと収まります。一方のクモハ104号車はTNカプラー下端がMPギヤ台車に当たっている事を仲間に教わり調整を頼んでおります。両車両ともユニバーサルジョイントの位相を直します。

コメント(10) 

コメント 10

Yaasan

速度が上がると、シャフトがブレるのは、モータと台車の取り付け精度が合ってないからですね。
たぶん、モーター側の高さ調整とかをして、シャフトを限界まで平行にすれば、改善すると思います。横方向のズレは、継ぎ手でカバーしてもらう感じでやるしかないかなと思います。

HOプラメーカーの方が安定するのは、まさにこの精度の差異が大きいと思います。天賞堂のパワートラックも、DCCを考慮してくれれば最強なのですが・・・。
by Yaasan (2019-10-28 19:27) 

JR浜松

yaasanさま、こんばんは!

113系の方は音質の良さと音量ともオフ会リーダーにも受けまして動画を撮られておりました♪
問題の伊豆急100系ですがYPさんからも指摘されましたが、モーターの取り付けは左右のずれとご指摘の高さが平行では無くてジョイントに頼りきった取り付けとなっております。この辺はプラモデルなので仕方がないです。
神経を使って修正しても上手くいくか今の段階ではわからないので、
このタイミングで天賞堂のパワートラックが発売された事もあって精度を気にせずに搭載出来るこちらで今後は試してみようと思います。
3両編成のうちのクモハ2両にパワートラックDCC化して、既存のT車と組める編成で楽しみたいと思います。オープンサウンドとしての完成度は申し分ありません!

by JR浜松 (2019-10-28 20:07) 

うなぎのかばやき

いろいろな発見がありますね、勉強させていただいてます。
手持ちのエンドウ製キハ110、1997年製、をひっくり返して見たところユニバースジョイントの位相はズレていませんでした。20年前の製品なのに90°ズレて無いのが逆に不思議ですね!
そして手持ちのジョイント単品#6501は確かにズレていました。ところが#6505、#6506(何でこんなに持ってるのでしょう(笑))は合ってました!

ちなみにこのエンドウ製キハ110は車体がプラ製で床板はプラと金属の2枚構造、台車はダイキャスト、床下機器はソフトメタルで車両としては金属製車両と同じ位の重量があります。
駆動はLN-14(LNー15は無かった時代)+MPギアの片台車駆動で
、手持ちの車両は金属車両に比べるとうるさいような気がします。
by うなぎのかばやき (2019-10-29 22:47) 

JR浜松

うなぎのかばやきさん、いつもありがとうございます!!

ブラスモデルの仕組みを知らないでZugキットをいきなりDCC化するといった無謀?ともとれる制作ですから問題発生は覚悟の上でした。
最高のサウンドは完成しているので、カツミの伊豆急100系が手元にあればすぐにでも安定したものが作れると思います。

エンドウのプラ製キハ110の構造が羨ましいです!床板に金属を用いているところは自社製のMPギヤ動力を完全に意識して採用されているのですね。きちんとした寸法と剛性のある材料と組み合わせればブラスモデルと同等のマッチングを得られると感じます。LN-15とMPギヤ対応の床板パーツの軸間26mmφ10.5プレート車輪付きがあれば苦労しないで済むのですが。

品番6505と6501のシャフトが組み合わせ可能ならば位相の問題は解決できるのですが。。
by JR浜松 (2019-10-30 13:29) 

うなぎのかばやき

せっかくなのでユニバーサルジョイントのシャフト径をノギスで測ったところ、残念ながら#6501は2.3、#6505は2.1でした。
また#6505はシャフトが2種類入っていますが長いほうでも#6501より短いです。
by うなぎのかばやき (2019-10-30 23:09) 

ネオ・アッキー

JR浜松さんおはようございます。
クモハ103系、懐かしいです。
by ネオ・アッキー (2019-10-31 06:26) 

JR浜松

うなぎのかばやきさん、ありがとうございます!

残念、共通ではないのですね。
6501は意図的にずらしているのかな?
これだけ出回っているところをみると支障は私のところまで出ていないのでは?
調べていくうちに分かったのですが、エンドウにLN-15用の金属床板パーツってあるのですね。伊豆急のボディに合っていたら改造する手もあったかもしれません。
by JR浜松 (2019-10-31 13:19) 

JR浜松

ネオ・アッキーさん、こんにちは!

100系最後の貴重な一両なので、これだけ現在の復活103として制作します。サウンドも実車音を使ってサウンドプログラマーのMB3110A氏が制作を担当した価値のある模型に仕上げる為に頑張っております。
by JR浜松 (2019-10-31 13:25) 

(。・_・。)2k

いろんなトラブルが出るんですね
共通パーツでもズレがあると言う事ですよね
でも 走らせられた時の喜びは 自分で改良して走らせた方が
大きいですよね ハマる気持ち分かるなぁ

by (。・_・。)2k (2019-11-06 22:53) 

JR浜松

(。._.。)2Kさん、こんにちは。

プラモデルキットの指定品は小さな吊りかけモーターだったのですが、サウンドを搭載する為にブラスモデルのモーターとギヤを搭載しました。マッチングが難しいですね!仰るように成功を夢みてハマっております。
by JR浜松 (2019-11-08 17:19) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。