『伊豆北川駅〜稲梓橋梁セクション』回想録２

これを作ってからもう６年以上経ってしまいました。月日の経過するのもあっという間。何度も足を運んで取材した思い出も学生時代から続く１ページに過ぎない事。終わってしまえば過去の出来事なのですが、レイアウト模型制作はそれが形として残ります。壊してしまわない限りは。

欲張ると失敗するという教訓に反したプランを練りイラストが描けた時点で制作可能と判断したものの、いざやってみると困難な箇所がいくつか出て来ました。無理やり作った北川橋梁脇の稲梓に続くほぼ垂直に聳える斜面。スタイロを立てに使って削り出しなんとか収めました。緑化すればあら不思議と違和感もなくなりました。このような作業は３弾以降やりたくなかったので今は欲張らないプランに切り替えています。

粗はあるものの困難な作業を乗り越えた思いが通じたのか、コンペで入賞を果たした時は感激もひとしおでした。

取材した現地も山間部を切り開いて鉄道を通した当時の苦労がひしひしと身体に伝わって来るような場所の連続でした。

この稲梓橋梁も現在は綺麗な青色に塗り替えられております。さすがにジオラマを塗り替えする気はおきませんが（笑）

３弾と背中合わせに収まってイメージした景色がようやく完成しました。第１弾と２弾はまだグーグルによる俯瞰が出来なかった時代。困難さはありましたが、ここを通過する車両が生き生きとして観えることが作って良かったと心から思えます。拙い文章にお付き合いくださりありがとうございました。

おまけ。

西伊豆沼津ご当地アニメ知りませんでした（汗）回想録やると何故か東海バスを発見する。

夏が舞台の当レイアウトセクションにも配置しました。