和竿手入れ [番外編、釣り具]

親父が大好きな釣り物の一つに船からのシロギス釣りがありました。よく誘われては仕立て船や乗合船に乗船したものです。
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竿師としてはセミプロ級だった親父のシロギス竿です。釣りはもうやらないと思っていたのですが、運動不足解消のためとやってみたライトアジが引き金(笑)となり食べても美味しい釣りたてのシロギスの天ぷらが恋しくなり20年ぶりに竿を出したついでに手入れも行いました。15号の錘で負荷をかけると8:2の先調子ですが、胴にかけて柔らかいので魚のテンションが加わると7:3調子になるような2本共に食い込みを促す。太い方は深場狙いもいける感じ。手前は激安3000円代のシロギス竿。7:3調子となっているけれど穂先が柔らかい8:2調子くらいの感じ。値段が安くて助かる分、価格相応のバランスなので貸し予備竿用にします。
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15号負荷時。釣り場では10号〜15号を使用。細い方は主に浅場用とした方が良さげ。全体的に柔らかいので魚に違和感を与えない調子。6.6尺(2m)
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太い方の15号負荷時。浅場から深場まで対応出来そう。普通の竿師なら敬遠する売れ残った材料で作った暴れ竹と呼んでいた強竿。度々火入れしては狂いを抑えていた。これも胴にかけて柔らかい調子なので同じく魚に違和感を与えずに食い込みを促します。7尺(2.1m)私のやる事は釣り以外全否定の親父でしたが和竿で釣るシロギスが楽しみになりました。
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親父の雅号。
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こちらの竿は知る人ぞ知る有名な竿師のもの。作りも流石としか言葉が見つかりません。私自身和竿を使ったのはもう40年以上前の宇佐美でのヒラメ釣りの時に父親から借りた事くらいです。このまま工芸品扱いしても良いのですが、使ってみて初めて価値が分かる訳で6月予定の某場所でジャンボシロギス釣りに行こうと決めました。最新の上級者ロッド、ダイワ極鋭キスと比べても面白いかもしれません。
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当時自分が使っていたSAKURA別作黒潮強2.1と黒潮強1.8。父に比べ手返しが遅い上に鱚が違和感を感じると食い込まず釣果は倍近い差をつけられてました。横から見ていると二本の竹竿ともにアタリから食い込みまで実にスムーズで竿の性能もすこぶる高かった。お財布が許せば極鋭と二刀流でそれぞれの良さを体感してみたい。こちらの竿は同行予定の友人に貸すことにしました。
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暖かくなり陸っぱりからのカマスの活性も上がって来たようなので、浅場の船シロギスとスーパーライトショアジギング兼用にPE0.6号を選びました。ジグはダイソーでも購入。
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ショックリーダーは12lb(3号)を1ヒロ。SALTWARLD監修のFGノットで結束。カマスを狙う時は先糸を結びます。

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